【賢人】トレードポイント解説(2022.8.6)

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トレードポイント解説

賢人のデイトレードさんの2022年8月6日に投稿されたトレードポイント解説におけるトレードについて考察していきます。

 

8月1日から5日までのドル円のトレードは2回ありましたが、1回目のショートトレードについてみていきます。

 

youtu.be

 

環境認識

4時間足

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画像は4時間足です。

 

賢人さんがトレードしたのは上の画像の赤◯のポイントです。

 

4時間足下降トレンドから高値を切り下げてきたポイントになります。

 

1時間足

 

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ショートエントリーしたポイントというのは、1時間足でWトップが確認できるポイントになります。

 

15分足

 

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15分足レベルでは綺麗なWトップというわけではなく、一度高値を上抜けてしまっているようにも見える局面です。

 

 

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今回のポイントというのは、4時間足下降トレンド中の戻り売りを狙ったトレードです。

 

シナリオ動画においても、節目のラインに抑えられて1時間足がWトップをつけてくれば、もう一段売られてくる値動きについていきたいとおっしゃっていましたので、今回のポイントはまさにシナリオどおりのポイントでした。

 

考察

 

ここからは今回のトレードで気になった以下の2点のポイントについて考察していきます。

  1. 1時間足MAと4時間足MAとの位置関係
  2. トレード足が15分足であること

 

1.について

 

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上の画像のとおり、今回賢人さんがエントリーしたポイントは4時間足MAと1時間足MAとが乖離してしまっているポイントです。

 

基本的にはこうしたポイントは賢人さんはエントリーしないポイントになります。

 

動画の投稿が無かったので確証はありませんが、以下の画像の緑◯のポイントでは賢人さんはエントリーしていないはずです。

 

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なぜなら、レートは1時間足MAに抑えられながら一段下落してしまった後であり、1時間足MAも伸びきってしまっているポイントだからです。

 

つまり、緑◯のポイントはエントリータイミングとしては一歩二歩遅いポイントとなります。

 

こうしたポイントで賢人さんがエントリーすることは基本的にはありません。

 

もちろん、完全にエントリーしないわけではなくその他の状況を総合的に勘案してエントリーしている例もあります。

 

では、なぜ外形上、緑◯に類似しているとも見てとれる今回のポイントでエントリーしたのでしょうか。

 

今回のエントリーポイントは事前に賢人さんが構築したシナリオどおりのポイントであり、抵抗ラインに上から抑えられてきたポイントです。

 

抵抗ラインにしっかりと抑えられたことはエントリー根拠として動画内で述べられていますが、それ以外に動画の解説にない根拠として考えられるのは、1つ前のレートの戻しです。

 

具体的には、以下の画像の青◯のポイントです。

 

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青◯のポイントでしっかりと1時間足MAを上抜けていることで、1時間足MAの角度が緩やかになり横向きに近づいています。

 

以下の画像の青矢印を見てもらえれば明確です。

 

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理想はおそらく以下の画像のように1時間足MAが4時間足MAに対して収束から拡散してくる値動きになることだったと思います。

 

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また、1時間足MAがそこまで戻さなかったとしても、以下の画像のようにもう少しヨコヨコの値動きになることが理想的だったのではないかと思います。

 

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 ヨコヨコとは?
主に株式市場などで急騰や急落後によく現れるチャートパターンです。
大きな出来高を伴って急騰または急落後、出来高が徐々に減っていきレートが売り買いどっちつかずのヨコヨコになるパターンです。
ヨコヨコ相場では急騰または急落後の利益確定売りをこなすだけの売り買い注文が入り土台を固めています。
土台が整ったら当初大きく動いた方向へもう一段動く展開につながります。

 

今回はMAが収束したりヨコヨコする前にWトップをつけて拡散し始めてしまいましたので、少し収束しきれていないタイミングでのトレードとなりました。

 

その結果として1時間足MAと4時間足MAに乖離がある状態でトレードすることになったと思われます。

 

また、先程の青○のポイントは、レートが一度しっかりと上にあった抵抗要素まで戻し、そこで抑えられて跳ね返されています。

 

ちょうど以下の画像のグレーで着色されている価格帯が抵抗要素です。

 

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抵抗要素で跳ね返されたということは、レートがそれよりも上昇することをマーケットは否定したということですから、一転して下落に向かう優位性が高くなります。

 

以上、レートが戻したことで

 

  • 1時間足MAが横向きに転換した
  • 直上の抵抗要素で跳ね返された

 

これらのことが確認できたため、トレードに至ったと推察されます。

 

②について

 

賢人さんは基本的にはトレード足を1時間足としています。

 

ただし、足を落として15分足のトレードとすることはしばしばあります。

 

今回も15分足でトレードされましたが、その理由はおそらく上の1.にあると思います。

 

賢人さんが足を落とす理由の多くはリスク管理のためです。

 

事前に想定したリスクが顕在化した際にすぐに逃げることができるように足を落としています。

 

今回のトレードは上述のとおり、レートが一度大きく戻した結果、1時間足MAは横向きになっています。

 

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ただし、やはり甘いところがありますし、1時間足MAと 4時間足MAは乖離してしまっています。

 

そのため、その乖離を埋めるような値動き(上昇)となるリスクを考慮し、足を落として15分足レベルのトレードとしたのではないかと推察されます。

 

賢人さんはしっかりエントリーして200pipsくらい獲ってるのはさすがだべさ💕