この記事では日本人に非常に人気のある海外FX業者「XM Trading」のメリットとデメリットを紹介します。
XMのメリット
①信頼と実績
XMは2009年創業でキプロスに本社を置く海外FX業者です。
創業から10年以上の実績があり、2015年のスイスフランショックも乗り越えています。
後述しますが、スイスフランショックの際は客の損失をカバーしきれずに破綻したFX業者があった一方で、XMはしっかりと客の元本割れ分を保証しています(ゼロカットシステム)。
また、金融ライセンスもセーシェル共和国とモーリシャス共和国のライセンスを持っています。
加えて、XMグループ全体だとキプロスやイギリス、ドバイ、オーストラリアなど、多くの国で金融ライセンスを取得しています。
各国の金融ライセンスの取得には、資本金、顧客資産の管理方法やリスク管理状況など各国の定めた審査基準を満たす必要があります。
そのため、FX業者の安全性を測る上での一つの指標であり、XMグループは特に取得の難しいと言われるイギリス(FCA)とキプロス(CySEC)のライセンスを取得しているため、安全性の高い業者であると言うことができます。
②日本語サポートの充実
海外FX業者というと、「英語なの?」「英語読めないからトレードできない」という方がいらっしゃいますが、XMではしっかりと日本語に対応しています。
ホームページはもちろん日本語です。
また、何か困った際のお問い合わせ方法も、①メール、②ライブチャット、③問い合わせホームの3種類がありとても充実しています。
もちろん、全て日本語対応です。
以前、入金の際に振込名義を間違えたときにも、以下のメールにあるとおり迅速に対応していただけました。
このように、XMでは日本語による迅速なサポートが充実していますので、何か困ったこと、わからないことがあった際にも非常に安心です。
③最高レバレッジ1,000倍
FXの最大の魅力である少ない証拠金で多くの利益をもたらすことができるレバレッジですが、日本の金融庁では個人の取引に対しては25倍に制限されています。
しかしながら、海外FX業者であるXMでは、最大1,000倍(ゼロ口座は500倍)のレバレッジをかけることができます。
そのため、資金効率が桁違いであることから、少額の資金でもかなりの利益が出るトレードが可能になります。
ただし、証拠金残高や取引商品(マイナー通貨ペアやCFD商品等)によって1,000倍の最大レバレッジが制限されますので、ご注意ください。
④安全な資金管理
XMでは、顧客から預かっている資金は、入金額だけでなく利益額も含めて全額、会社の運営資金とは完全に切り離された「分別管理」をしています。
顧客の資金は、スイスやドイツに拠点を置く複数の優良銀行に分散して保管しており、XMの貸借対照表には含まれていません。
そのため、万が一XMが破綻したとしても、債権者への支払いに顧客の資金が充当されることはありません。
また、AIGグループ保険に加入しているため、万が一破綻したとしても、顧客に対しては十分な補償が担保されています。
FX業者とは異なりますが、破綻した大手海外暗号資産取引所のFTXは、この分別管理をせずに顧客の資金を事業投資などに充てていたことが判明し、大きな問題になりました。
分別管理をしていないということは、破綻した際に顧客は資金回収が難しくなるということです。
XMでは、しっかりと分別管理をすることで顧客資産の安全確保に努めています。
⑤追証無しのゼロカットシステム
高レバレッジ同様、このゼロカットシステムも海外FX業者の特徴の1つです。
指標や政治的要因で為替レートが急激に変動した場合、ロスカット(強制決済)が間に合わず、口座にある証拠金以上に損失が膨らみ、口座残高がマイナスになってしまうことがあります。
この場合、日本のFX業者では、顧客に追加で証拠金を請求することになります(通称「追証」)。
しかしながら、XMを始めとした多くの海外FX業者では、マイナス分を負担するゼロカットシステムを採用しています。
つまり、顧客は元金以上の損失を被ることはないため、安心してトレードをすることができるのです。
ただし、海外FX業者の中には、ゼロカットシステムを謳っておきながら、実際はゼロカットを実施しない悪徳業者も存在します。
特にスイスフランショックの時は、顧客の損失を被れないFX業者がいた一方で、XMはしっかりとゼロカットを実行しております。
ハイレバレッジとこのゼロカットシステムを活用して、より安全に利益を狙えるトレードが可能となります。
⑥約定しやすい取引システム
FXの主な注文方式には、「DD方式」と「NDD」方式の2つの方式があります。
これは、顧客の注文が直接市場に流れるのか、FXディーラーが仲介するのかの違いです。
DD方式はディーラーの仲介が入り、NDD方式はディーラーの仲介が入りません。
国内業者は主にDD方式を採用し、XMをはじめとする海外業者の多くはNDD方式を採用しています。
NDD方式の特徴として、ディーラーが介入しないため、レートが操作されることがなく、非常に透明性のある取引が可能になります。
また、約定率・約定力が非常に高く、全注文の99.35%が1秒以内に約定されます。
ただし、注文したレートから約定レートが滑ってずれてしまうスリッページが起こらないわけではありませんのでご注意ください。
⑦迅速な入出金処理
■入金
XMには国内銀行送金やクレジットカード入金などの入金方法があります。
クレジットカード入金では、入金後即座に取引口座に資金が反映されます。
また、国内銀行振り込みでも、銀行の営業時間内であれば、振り込み後1時間以内には取引口座に資金が反映されます。
■出金
XMでは、マネーロンダリング防止などの観点から、入金額までは入金方法と同一の方法で出金する必要があります。
トレード利益は国内銀行送金でのみ出金可能です。
出金申請からXM側の処理は24時間以内に即座に完了します。
着金までは出金方法によって異なりますが、国内銀行送金の場合は出金処理後、2~5営業日で振り込まれます。
⑧多彩なボーナス
XMでは、新規口座開設ボーナス、入金ボーナス、取引ボーナスの3種類のボーナスが用意されています。
■新規口座開設ボーナス
XMでは、口座を開設した全員を対象として通常3,000円のボーナスを受け取ることができます。
このボーナスは入金しなくても受け取ることができ、トレードの証拠金として使用することができます。
つまり、未入金でもボーナスだけでリアルトレードができるということです。
また、新規口座開設ボーナスはキャンペーンで5,000円になることがしばしばあります。
■入金ボーナス
XMでは、入金額に応じて最大5,000ドルのボーナスを受け取ることができます。
500ドルまでは、入金額と同額の100%ボーナスを受け取ることができます。
500ドルを超えた分については、総額5,000ドルに達するまでは20%のボーナスを受け取ることが可能となります。
■取引ボーナス
XMでは、トレードする度に自動でXMP(XMポイント)が貯まります。
そこで貯まったポイントを現金やボーナスに交換することができます。
⑨取り扱い銘柄が豊富
XMでは、USDJPYやEURUSDなどの法定通貨ペアはもちろんのこと、GOLDやSILVERといった貴金属やダウ平均株価・S&P500のような株価指数もCFD取引としてトレードすることができます。
また、BTCUSD(ビットコイン米ドル)やETHUSD(イーサリアム米ドル)のような暗号資産もトレードすることができ、合計127種類もの取引銘柄を扱っています。
⑩MT4/MT5対応
XMでは、世界的な高性能取引プラットフォーム「MT4/MT5(Meta Trader)」に対応しています。
「MT4/MT5(Meta Trader)」は言わずもがな、取引プラットフォームの最高傑作です。
プロトレーダーを含め世界中の多くのトレーダーたちに愛用されています。
国内FX業者では対応している業者が限られるため、「MT4/MT5(Meta Trader)」に対応していることはXMの魅力の1つです。
XMのデメリット
①スプレッドの広さ
XMは国内業者と比較するとスプレッドが広いですが、それには理由があります。
上述のとおり、XMは「NDD方式」を採用しています。
「NDD方式」は、ディーラーを介さないためトレーダーの損失がXMの利益となるわけではありません。
よって、XMが利益をあげるにはスプレッドを拡大するしかないのです。
ただし、海外FX業者のほとんどが「NDD方式」を採用していますので、「DD方式」を採用している国内FX業者よりはスプレッドが広くなりがちです。
XMが特別にスプレッドが広いというわけではありません。
スキャルピングトレーダーのように瞬時に売買を繰り返すトレーダーはスプレッドの狭い国内FX業者の方が適していると言えます。
なお、XMでは、「スタンダード口座」よりもスプレッドがかなり狭まった「KIWAMI極口座」の提供を2022年10月より開始しています。
②休眠口座に維持手数料が発生
XMでは、通常時の口座維持手数料は無料です。
ただし、90日間取引や入出金が無い場合は休眠口座扱いとなり、翌月以降口座残高がある場合に限り、月額5ドルの手数料が発生します。
そのため、XMで90日間以上取引する予定が無くなった場合は、口座残高を全て出金しておくことをオススメします。
③金融庁に未登録
XMはレバレッジ1,000倍の高レバレッジ取引を採用し、追証無しのゼロカットシステムなどを採用しています。
これはトレーダーにとって非常に有り難いことなのですが、日本の金融庁に登録してしまうと、金融庁のルールに従わなければならなくなります。
日本では、レバレッジの上限は25倍に制限され、ゼロカットシステムを採用することもできません。
そのため、資金効率の良い高レバレッジにも関わらず借金を負わなくて済むゼロカットシステムという一連のトレードメリットを提供できなくなりますので、XMはあえて金融庁の登録を受けていません。
このことから、XMは日本居住者を対象としてサービスを提供しているわけではありませんのでご注意ください。