今回はGBPUSDのショートトレードについて、上位足である日足から相場環境を確認していき、エントリーから決済までみていきます。
環境認識
日足
画像は日足です。
日足は MA(青)下で推移し、下降トレンドを形成していましたが、一気に急落しました。
これはポンドが大きく売られ、急激なポンド安が起こったことを表しています。
ポンド安の原因は大規模なイギリス政府の減税政策です。
イギリス政府はコロナやインフレによる国民への悪影響を抑えようと大幅な減税政策を発表しました。
しかしながら、イギリスは経常赤字が拡大しているため、減税による国の歳入減少で債務が大幅に膨らむとの懸念からポンド売りが加速しました。
これは短期的な急落のため、日足では大きく下髭を伴いながらの反発も確認できます。
ただし、現状は下降トレンドのため、反発してきたところは戻り売りが入ってくる可能性があり、売りに優位性が高い状況と言えます。
4時間足
画像は4時間足です。
4時間足では MA(青)下での推移の中で、下降トレンド中に2回目の高値切り下げポイントを形成してこようかという局面です。
また、高値切り下げてこようかというポイントは4時間足MA(青)が上から抑えてくるようなポイントでもありました。
よって4時間足の相場環境をまとめると
- 下降トレンド
- 高値切り下げポイント形成
- MAによる上からの抑え込み
であることから売りに優位性が高い局面です。
しかしながら、 MA(青)によって抑えられる中で、安値も切上げてきていますので、三角保ち合いにも見える局面でした。
これについては次の1時間足で見ていきます。
1時間足
画像は1時間足です。
4時間足高値切り下げポイントの中で、1時間足でも高値を切り下げてきました。
直近安値を割ってくれば、日足、4時間足、1時間足の全てで下降トレンドになりますので、売りへの優位性が高い局面になります。
また、1時間足 MA(青)が4時間足 MA(赤)に対して収束から拡散に向かう局面でもありました。
さらに、以下の3つのラインが効いているポイントでもありました。
トレンドライン
1つ目はトレンドラインです。
右下がりのトレンドラインがレジサポ転換ラインとして機能していることがわかります。
トレンドラインにレートが抑えられてますのでトレンドラインの下は売り圧力が強いポイントです。
先程4時間足の最後で言及した三角保ち合いの上のラインです。
水平ライン
2つ目は水平ラインです。
先週の金曜日の終値と月曜日に急落が始まった高値のラインでちょうど抑えられてきました。
歴史的なポンド安で日足や週足レベルなどで確認できるほどの強い節目のラインは直近では見当たりませんが、1時間足レベルなどで意識されているラインでした。
カウンタートレンドライン
3つ目はカウンタートレンドラインです。
先程4時間足の最後で言及した三角保ち合いの下のラインです。
見やすいように15分足のチャートで見てみます。
上の画像は15分足です。
カウンタートレンドラインに沿ってピンクの買い圧力が入って反発していることがわかります。
このラインを割ってくるということは、買い圧力ではなく売り圧力の方が強まることを意味しますから、ライン右側の部分は売り圧力が強いゾーンとなります。
以上のことから、売りへの優位性が高いため直近安値割れで売り注文を仕込みました。
結果
決済①
画像は1時間足です。
エントリー後は高値を切り下げる度に決済ラインを引き下げていきましたが、目標としていた安値到達で半分利益を確定しました。
決済②
残り半分については、大きな上髭を引いたところで引き下げていた決済ラインにかかり手仕舞いとなりました。
今回のトレードは以上くま🐻