今回は賢人のデイトレードさんの2023年8月26日のトレードポイント解説について記事にします。
賢人さんの動画については以下にリンクを貼っておきます。
【FX:ドル円 2023.8.26】トレードポイント解説 - YouTube
先週賢人さんはショートトレードを1回行いました。
それが以下のポイントです。
この局面ワタシはショートを見送りましたが、見送った要因として大きかったのはレジスタンス要素が希薄だったことです。
今回の場面は大局的に見ると、賢人さんも半決済ポイントにしていた節目の抵抗ラインが直下に控えていました。
この節目は日足レベルの押し目買いが非常に入りやすいポイントです。
また、日足もWトップを形成してくるかという局面でしたが、依然として上昇トレンドであり、そうした観点からも日足の押し目買い勢の買いが入りやすいポイントだったと言えます。
これらのことから、しっかりとしたレジスタンス要素の確認は非常に大切で、この局面の肝だったと考えています。
しかしながら、実際には水平ラインのレジスタンスは希薄であり、そのほかのレジスタンス要素としては1H足MAだけでした。
今回の動画ではいつもより丁寧にこの局面について解説してくださっていますが、ロスカットラインを設定した水平ラインについてほぼ言及されてないことを考えると、賢人さん自身も明確に「この高安値にレジスタンスされている節目のラインである」と言うことができなかったのではないかと推察されます。
そうしたレジスタンスの点から言うと、以下のような一度節目の抵抗帯を下抜けて逆に抑えられてきたところは非常にレジスタンスが機能しており、ベストエントリーポイントだったと思います。
レジスタンス要素だけでも
- 水平ライン
- トレンドライン
- カウンタートレンドライン
- 1H足MA
- 4H足MA
- 1H足高安値の半値戻し
と多数あります。
ちなみに、6の1H足高安値の半値戻しとは以下のことを言っています。
また、1H足MAが伸びきったポイントから一度水平になって再度拡散していくポイントでもありました。
以上から、ワタシが狙っていたのは上のポイントですが、賢人さんと同じところを半決済ポイントとして考えていました。
そうすると1H足でゆっくりとついていけるような局面ではありませんので、15分足でのトレードを検討していました。
ただし、15分足で見るとダウカウントが綺麗ではありませんでした。
また、指標などがあって荒い値動きにもなりましたので結局ワタシはこの局面トレードすることはできませんでした。
仮にトレードしていたら嫌なヒゲに引っかかり微損で手仕舞いになっていたと思います。
また、今回のトレードの特徴として1H足でのトレール(決済ラインの移動)があります。
おそらく、エントリーした多くの方が以下の赤矢印↓で上髭に引っかかり決済となってしまったのではないでしょうか。
この点、賢人さんはギリギリで決済ラインに引っかからずにやり過ごしています。
結果として、1H足MAに抑えられる形で更なる下落に繋がっています。
賢人さんのトレールの基本はトレード足の高値切下げです。
高値切下げる度に決済ラインを引き下げていっています。
このほか、トレード足のMAの位置も考慮に入れています。
では今回はトレード足である1H足のMAを考慮に入れたのでしょうか?
答えはノーです。
なぜなら、すでに上↑の時点で決済ラインを引き下げ、その引き下げたラインは1H足MAの上に置くわけではなく、明らかに高値であるヒゲを意識したところに置いているからです。
つまり、直近高値の少し上に余裕を持たせて決済ラインを移動させているだけなのです。
これは一見動画を見ると普通のことなのですが、実はチャートで見ると高値から約6pipsも余裕をみていることがわかります。
多くのトレーダーは6pipsも余裕を持たせていないでしょうから、この上髭に引っかかったトレーダーは多いはずです。
賢人さんもtrading viewで視覚的に決済ラインを引き下げていると推察されます(当然右端にレートは表示されていますが)ので、次全く同じ局面が来たときに今回と同じラインに引き下げるのかは疑問が残ります。
あと2、3pips上なら少し効いているラインになるのですが、賢人さんが引き下げたラインは全く節目のラインではありません。
当初のロスカットラインでさえ余裕幅は5pipsです。
それでもやはり、損切りにかからずしっかりと利益を得ているのは凡人ではなく賢人だからでしょうか。
個人的には余裕幅をどのくらい持たせるのかはどうでもいい問題だと思っています。
大事なことは逆行しづらい優位性の高いポイントでエントリーし続けることだと思います。
まぁこれがいろんな意味で非常に難しいのですが。