今回はUSDJPYのショートトレードについて、4H足から相場環境を確認していき、エントリーから決済までみていきます。
環境認識
4H足
画像は4H足です。
1ドル=150円で為替介入らしき非常に大きな売りが入り、長い下ヒゲが発生しました。
一瞬で約300pipsも下落しました。
その後は高値を切下げ、さらにもう一回高値を切下げてきました。
また、4H足MAも上から抑えてきましたので、下位足のチャートが良ければ売りでついていきたい局面になります。
1H足
画像は1H足です。
4H足高値切下げポイントの中で1H足でも高値を切下げてきました。
また、高値切下げてきたラインというのは、過去何度も反発している節目のラインでもありました。
また、1H足MAは下向きから横向きになり、4H足MAに対して拡散していく局面でした。
ワタシは15分足でトレードしましたので、15分足も見ていきます。
15分足
画像は15分足です。
4H足高値切下げポイントの中で、1H足でも高値を切下げてきて、さらにその中で15分足でも高値を切下げてきましたので、その直近安値に売り注文を入れました。
結果
画像は15分足です。
エントリー後は勢いよく下落してきましたが、その後Wボトムを形成してきましたので、手仕舞いとなりました。
質問
トレードは以上ですが、今回質問をいただきましたのでそれについて回答します。
上の画像は1H足です。
1H足で見ると、エントリーする前の安値が赤矢印↑の赤い水平ラインでサポートされています。
この赤いラインは日足で見ると、1年程前の日足レベルで確認できる高値ラインになっています。
この場合、赤いラインが直下にあることを考慮すべきかどうかという質問です。
エントリーするには当然エントリー方向に抵抗勢力がいないか確認しないといけませんので、この赤いラインは気になった方いると思います。
大切なことはこのラインが機能するラインなのかどうかということです。
機能するラインなら買いが入ってくる可能性がありますので、トレードは慎重にならなければなりません。
機能するラインなのかどうかはいくつか判断基準がありますが、今回はそのうちの1つを紹介します。
詳しくは以下のnoteで今後記事にしていく予定です。
今回紹介する機能するラインなのかの判断基準はその高値が「ただの高値」なのか「戻り高値」なのかです。
先程の日足チャートに高安値を記入してみます。
そうすると、赤矢印↓の高値は下降トレンド転換になる起点の高値ではなく、青矢印↓の高値がそこからの下降トレンドの起点となる「戻り高値」だということがわかります。
そのため、画像では見づらいかもしれませんが、ワタシは赤矢印↓の高値ではなく青矢印↓の高値ラインを含めてグレーの抵抗帯を表示していました。
このグレーの抵抗帯が4H足で見ると以下のように直近でも反応している価格帯になります。
このように高値を「ただの高値」と「戻り高値」に分類すると少し違った景色として見えてくるかもしれません。
この理由だけではなく、総合的に判断してワタシはこの赤ラインに打ち込むようなトレードをしても問題ないと判断しました。
賢人のデイトレードさんのトレンド判断は「戻り高値」や「押し安値」ではないため、あまり意識されていない観点だと思います。
何か参考になるところがあったら幸いです。
今回は以上です。