10月9日のUSDJPYについて、ロングでのシナリオを立てていましたので記事にします。
環境認識
日足
画像は日足です。
先週為替介入と思しき強烈な売りが1ドル=150円過ぎから入り、一瞬で3円ほど円高になりました。
そのため日足では長い下ヒゲが形成されましたが、下ヒゲの先端を安値としてカウントすると、日足MAにサポートされるように安値を切上げてきました。
つまり、日足のダウ・グランビル的には買いに優位性のある局面です。
ただし、為替介入の警戒感から買いが入りづらいというのは懸念材料でした。
また、注文が入りポジションを持ったはいいが、実際に為替介入が入って一気に損切りになるというリスクもありました。
そうしたリスクを考慮したトレード判断が求められる局面でした。
4H足
画像は4H足です。
日足安値切上げポイントの中で、4H足でも安値を切上げてきました。
4H足では上昇トレンドに転換していましたので、上昇トレンド後の初の押し目を形成してきた局面です。
また、4H足MAもブレイクし、逆に下からサポートされてくる、グランビル買い第3波のポイントでもありました。
よって、買いに優位性のある局面のため、下位足でチャートが整ってくれば買っていきたい局面でした。
1H足
画像は1H足です。
日足安値切上げポイントの中で、4H足でも安値を切上げ、1H足でも安値を切上げてこようかという局面でした。
また、1H足MAが4H足MAをブレイクするゴールデンクロスの局面でした。
このような局面におけるトレードタイミングは主に2つあります。
賢人のデイトレードさんも意識されているのかはわかりませんが、基本的にこの2つのタイミングでエントリーしています。
それについては以下のnoteで補足記事を出します。
結局今回はエントリーできず、逆に高値切下げるように安値を割ってきましたので注文をキャンセルしました。
この場面、1H足高値切下げ安値更新のため売っていきたくなるところですが、まだ1H足が下から受けてきているため基本的には売っていくことはできません。
基本的にはと言ったのは、こういう局面で賢人さんがエントリーしたことは全くないわけではないからです。
例えば、2019年2月23日のトレードポイント解説では、以下のように上から抑えてきている赤い4H足MAに打ち込むトレードをしています。
もちろん、1H足ではなく15分足でのトレードですが。
しかしながら、4H足MAに打ち込むトレードはスタンダードではないため、避けるべきであると考えます。
そのため、ワタシも高値切下げ安値更新でのエントリーは見送りました。
結果的に大きな下げになったので売っていれば利益を得ることができましたが、何回、何十回、何百回とトレードを繰り返していくうえでは、優位性の高い局面だけをトレードするということが非常に大切になってきます。
一回のトレードの利益損失にこだわるのではなく、ルールどおりチャートに従ってトレードできたかその過程にこだわることが大切かなと思います。
今回は以上です。