今回はUSDJPYのショートトレードについて、上位足である日足から相場環境を確認していき、エントリーから決済までみていきます。
日足
上の画像は日足です。
日足はMAよりも下の位置で推移していますが、直近は安値切上げてきているようにも見える局面です。
つまり、下降トレンドが終了したと捉えることもできる局面です。
下降トレンドの終了とは?
下降トレンドの判断はダウ理論によって行い、高値切下げ安値更新を続ける限り下降トレンドは継続します。
レートが安値更新せずに切り上げてきたら下降トレンドは終了となります。
この場合、下降トレンドの継続を否定されるわけですから上昇に対する相対的な優位性が高くなります。
ただし、高値を更新するまでは上昇トレンド転換ではないことには注意が必要です。
一方で、見方によっては上の画像のように、日足MA(青)付近のネックラインに跳ね返され、直近の安値を割って下降トレンドに転換したと見えるかもしれません。
この場合は最初のケースと異なり、以下のように、上昇しても高値を切り下げて下落していく優位性が高い局面になります。
よって、安値切上げと捉えているトレーダーと下降トレンド中の戻しと捉えているトレーダーが存在し、見方によっては今後の展開が真逆になる可能性があるので注意が必要です。
ただし、日足MAが上から抑えてきていることや、以下の画像のようにグランビルの法則の売りポイントにも見える局面ですから、売りに優位性があるとも言うことができます。
ちょうど以下の画像のS-Bの局面です。
日足の状況をまとめると、
- トレンドはどちらにも見える
- MAが上から抑えてきてる
- グランビルの法則の売りポイント
となり、上昇に優位性があるのか下落に優位性があるのか判断は難しいところです。
そのため、上位足である日足の値動きには注意が必要なポイントです。
4時間足
4時間足は一度MAを上抜けましたが、MAは依然として下向きであり、レートは再度下抜けて高値を切り下げて来ようかという局面です。
高値を切り下げてくれば上昇トレンドの終了ですので売りに優位性が出てきます。
ただし、日足の相場環境で見たとおり、日足レベルで安値切上げてきてるとも捉えることができますので、下落したところは買いが入りやすいということは注意したいです。
よって、4時間足の状況をまとめると、
- 上昇トレンド終了
- MA下向き
- MAを下にブレイク
であることから、売りに優位性が見られます。
1時間足
4時間足高値切り下げポイントの中で、1時間足でも高値を切り下げてきました。
そのため、直近安値をブレイクすれば下降トレンド転換ですので、4時間足、1時間足で売りに優位性がでてきます。
日足も下降トレンドとして捉えているトレーダーが一部いるので、全体的には売りに優位性があると言えます。
ただし、高値切り下げが甘いようにも見えていましたので、リスク管理から足を落として15分足のトレードとして仕掛けました。
なお、この1時間足のポイントは上から右下がりのラインに抑えられる一方で、下からは右上がりのトレンドラインに支えられる三角保ち合いの状況でした。
直近安値をブレイクするポイントというのは、ちょうど三角保ち合いも下にブレイクするポイントでもありました。
また、MAについて見てみると、1時間足MA(青)が4時間足MA(赤)に対して収束から拡散するポイントでもありました。
つまり、1時間足安値割れは、ダウによる下降トレンド転換のほか、
- 三角保ち合いブレイク
- MAの収束から拡散
という更なる下落への根拠が重なるところで、今後レートが下落する優位性が非常に高いポイントでした。
15分足
上の画像は15分足です。
15分足だと4時間足高値切り下げポイントの中で、綺麗に高値を切り下げてきたことが見てとれます。
上の画像の赤◯のポイントでエントリーしたくま💕
結果
決済①
エントリー後はチャネル下限で半分利確しました。
この日は直後に指標の発表があったため変な値動きに巻き込まれても面白くありませんのでしっかりと利益を確保しました。
しかし、本来は以下の画像のとおり、4時間足でも確認できる節目のラインがもう少し下に控えていたので、その付近で決済するのが理想でした。
指標があったので致し方なしです。
決済②
残り半分については、4時間足レベルの節目のラインで反発したことや、日足の相場環境から下げてきたところは買いが入ってくる展開も考えられたこと等から15分足レベルの高値を超えたところで早々に手仕舞いしました。
今回のトレードは以上だべさ💕