今回はEURUSDのショートトレードについて、上位足である日足から相場環境を確認していき、エントリーから決済までみていきます。
環境認識
日足
画像は日足です。
日足はMA(青)下での推移から大きくブレイクし、押し目をつけて安値切上げポイントを形成してくるか?という局面でした。
また、大きくブレイクした際に直近高値を更新していますので、上昇トレンドに転換していました。
つまり、日足は上昇トレンド中の押し目を形成してきていますので、買いが入りやすい相場環境ということです。
ただし、日足の1つ上、週足は以下の画像のとおり20MA(青)で抑え込まれるようにして下降トレンドを継続しています。
週足を見ると日足は単なる下降トレンド中の戻しに見えます。
よって週足は売りに、日足は買いに優位性がありますから売り買いが交錯した難しい局面であることがわかります。
4時間足
画像は4時間足です。
4時間足ではレートが一気に急落した後、過去何度か意識されている節目のライン付近でWトップを形成してきました。
トレンドは下降トレンドを継続していますが、下値も節目のラインで抑えられており、レンジ(ボックス)相場になっています。
また、4時間足MA(青)も下抜けて逆に上から抑え込まれてくるような局面です。
よって、4時間足の相場環境をまとめると
- 下降トレンド
- Wトップを形成
- 4時間足MAによる上からの抑え込み
であることから、売りに優位性のある局面です。
ただし、日足の相場環境は上昇トレンド中の押し目であり、下値もレンジ下限で底堅さを見せていますから、下落したところは買いが入ってきやすい相場環境であることは注意したかったところです。
そうような上位足の相場環境を踏まえて1時間足を見ていきます。
1時間足
画像は1時間足です。
4時間足Wトップの右側のトップの中で、1時間足でも高値を切り下げてきました。
つまり、4時間足でも売りに優位性があり、1時間足でも売りに優位性がある局面ということです。
また、1時間足MA(青)も4時間足MA(赤)に対して収束から拡散に向かう局面でもありました。
よって、1時間足の相場環境をまとめると
- 高値切り下げポイント形成
- 1時間足MAが収束から拡散
であることから売りへの優位性が高いことがわかります。
直近の安値をレートが下抜けると1時間足レベルでの下降トレンド転換が確定しますから、直近安値抜けで売り注文を仕掛けました。
ただし、日足の相場環境などから下落したところは買いが入りやすいことを考慮し、1時間足レベルでゆったりとついていくような局面ではありませんから、15分足レベルで高値を切り下げる度に決済ラインを引き下げていきました。
ちなみに、15分足で見ると、以下の画像のようにエントリーポイントはカウンタートレンドラインをブレイクした直後ですので、売りが入りやすい環境でもありました。
その後はカウンタートレンドラインでレジサポ転換が起こり一気に下落していることがわかります。
結果
決済①
画像は1時間足です。
エントリー後は直下の抵抗帯(グレー)に到達で半分利益を確定しました。
手動で決済したのですが、タイミング悪く少し戻してから決済となってしまいました。
決済②
画像は15分足です。
緑色の↓矢印がエントリーしたポイントです。
本来であれば上の画像の赤◯の直近高値を上抜けるところで残り半分を決済しないといけなかったのですが、用事があったためパソコンもスマホもいじれずチャートを見れるようになる頃にはもう一度下落してきていました。
そのため、以下の画像の青◯のとおり、同じく直下の節目のラインで4分の1を決済しました。
決済③
最後の4分の1は、上の画像の緑◯のとおり、直近高値と15分足MA(青)をブレイクしたところで決済ラインにかかり手仕舞いとなりました。
今回のトレードは以上になりますが、その少し前のポイントを注意点として見ていきたいと思います。
注意点
画像は1時間足です。
今回トレードしたポイントより少し前のポイントです。
上の画像では4時間足高値切り下げポイントの中で、1時間足でも高値を切り下げてきており、直近安値割れで下降トレンド転換を確定させております。
つまり、売りに優位性のある局面です。
しかしながら、直下に抵抗帯(グレー)がありそこで跳ね返されています。
もしも直近安値割れでエントリーしていたら損切りになっていました。
このポイントを確認すると、直下に抵抗帯(グレー)があり、そこで跳ね返されるリスクが潜んでいるということがわかります。
また、そこで跳ね返された場合にリスクリワードが非常に悪くなります。
さらに、1時間足MA(青)と4時間足MA(赤)が乖離してしまっており、レートが伸びにくい局面でもあります。
こうしたことから、今回のポイントというのは売りを仕掛けるべき局面ではなく見送るのが妥当な局面と言えます。
もしトレードするのならこのポイントは見送って1時間足MA(青)と4時間足MA(赤)が収束するポイントまで待ち、レンジのなるべく上から売っていくことでリスクリワードもしっかりと確保することができます。
つまり、今回エントリーした以下の画像のポイントがまさに懸念事項を解決したポイントになります。
このようにスルーの判断もしっかりとできることは勝ち続けるためには必要になってくるのです。
今回のトレードは以上くま🐻