今回はGBPUSDのショートトレードについて、上位足である日足から相場環境を確認していき、エントリーから決済までみていきます。
今回はリスク管理が効いたくま🐻
環境認識
日足
画像は日足です。
先週はそこまで大きな動きはありませんでしたが、先々週の大きな下落から一度反発し、高値を切り下げてこようかという局面になってきました。
安値を切り上げることもありませんでしたので、下降トレンドが継続している状況です。
また、レートと日足MA(青)との関係を見てみると、先々週に引き続き日足MA(青)下での推移となりました。
よって、日足の相場環境をまとめると
- 下降トレンド継続
- 高値切下げ
- 20MA(青)下で推移
であることから、売りに優位性がある局面です。
ただし、高値を切下げるまでの週始めと週半ばについては、一度安値を付けて反発していますし、日足MA(青)との乖離も著しいので、節目のラインや日足MA(青)まで戻してくる展開も考えられました。
つまり、一時的に買いも入ってきやすい相場環境でした。
4時間足
画像は4時間足です。
オレンジが日足の高安値のラインを表し、青が4時間足の高安値を表しています。
画像のように高安値を捉えると週前半から半ばにかけては高値更新したり安値を切り上げてきていますので、上昇に優位性のある局面です。
しかしながら、ショートエントリーした局面というのは、上の画像のように高値切下げにも見えるポイントでしたので、売りが入りやすい相場環境でもありました。
つまり、上昇トレンドの押し目形成中と捉える買い目線のトレーダーと、高値切下げから上昇トレンドの終焉と捉える売り目線のトレーダーという2種類のトレーダーがいることになります。
よって、高値切下げと捉える売り目線のトレーダーの売り注文が入ってレートが下落しても、すぐに押し目を待つ買い目線のトレーダーの買い注文が入ってきて再びレートは上昇しやすい難しい局面ということです。
また、以下の画像のピンク色の矢印のとおり、4時間足MA(青)も下向きではありますが、角度が緩やかになってきていますので、下落したとしてもあまり伸びない可能性があることは意識したい局面でした。
以上のことから4時間足の相場環境をまとめると、全体的には下落に優位性がある局面ですが
- 高値切下げが甘い
- 4時間足MAの角度が緩やかに変化
であることから、下落したところは買いが入ってきやすい局面で、注意が必要な局面です。
こうした4時間足での売り買いの思惑を把握しつつ1時間足を見ていきます。
1時間足
画像は1時間足です。
4時間足高値切下げポイントの中で1時間足でもほぼWトップを形成してきましたので、直近安値を割ってくれば下降トレンドに転換し売りへの優位性が高くなります。
また、1時間足MA(青)も4時間足MA(赤)に対して収束から拡散してこようかという局面です。
ただし、4時間足レベルだと高値切下げが甘かったりと下落したところは買いが入ってくる可能性がありましたので、1時間足では仕掛けず、足を落として15分足のトレードとして仕掛けました。
よって15分足でも見ていきます。
15分足
画像は15分足です。
1時間足Wトップの右側のトップの中で、15分足でもWトップを形成してきました。
また、右下がりのトレンドラインにも上から抑えられてくるところでもあったため下落への優位性が高いところでした。
しかしながら、右上がりのトレンドラインと4時間足MAが直下にありましたので、そこで跳ね返されるリスクを考慮して、直近安値割れではなくそれらをブレイクするポイントでエントリーしました。
それが上の画像の赤◯のポイントです。
結果
決済①
エントリー後は買い注文が入ってくるリスクがありましたので、早め早めの決済は心掛けました。
まずはチャネル下限に到達で半分決済しました。
決済②
その後は高値を引き下げる度に決済ラインを引き下げていきました。
15分足でもWボトムを形成してトレンド転換とも見える高値抜けで残り半分は決済となりました。
リスクが顕在化した形ですので、しっかりと15分足のトレードとしたことで無駄な損失を出さず利益を確保することができました。
今回のトレードは以上くま🐻