賢人のデイトレードさんの2022年9月10日に投稿されたトレードポイント解説におけるトレードについて考察していきます。
トレードポイント解説
9月5日から9月9日までのドル円における賢人さんのトレードは2回ありました。
今回はそのうち、2回目の5分足のトレードについて見ていきます。
動画は以下↓にリンクを貼っておきます。
5分足のトレード
賢人さんが5分足でトレードするのは珍しく、投稿されている動画では2019年9月21日以来約3年ぶりです。
基本的に賢人さんのエントリー足は1時間足ないし15分足です。
1時間足でゆったりとついていく局面ではない場合に足を落として15分足でトレードをしています。
そのため、さらに足を落とした5分足のトレードは最近では全く見なくなりました。
今回5分足でトレードした理由については、条件が揃ったためとおっしゃっていますが、賢人さんの動画内の発言で気になるところがありましたので、以下引用します。
相場状況によって時間軸を変えてトレードするというのは、また別の技術が必要になりますので、無理に仕掛けていく必要は無いかと思いますが、こういったトレードも条件が揃えばできるというので参考程度に見ていただければいいかなと思います。
この発言のうち、「時間軸を変えてトレードする」に着目すると今回の5分足のトレードの全容が見えてきます。
時間軸を1つずらす
賢人さんのトレードスタイルは誤解を恐れず非常にざっくり言うと以下のとおりです。
これを4時間足を1時間足に、1時間足を15分足に、15分足を5分足に、一つずつ足を落として時間軸を変えてみると以下のようになります。
つまり、賢人さんの言う「時間軸を変えてトレードする」とは、時間軸を一つずつ落としてトレードするということです。
具体的に見ていきましょう。
以下の画像は賢人さんが5分足でエントリーされたときの1時間足、15分足及び5分足の画像です。
1時間足から見ていきます。
上の画像は1時間足ですが、これを4時間足に置き換えてみましょう。
そうすると、青の4時間足MAに対してしっかりと押し目を作っているポイントであることがわかります。
通常なら4時間足がしっかりとMAまで押してきているので、下位足である1時間足でも安値切上げてくれば買いを検討したい局面です。
ということで、上の画像の1時間足の1つ下15分足を見ていきます。
画像は15分足です。
これを1時間足に置き換えると、上で見てきた4時間足の押し目の中でしっかりと安値を切上げてきています。
つまり、通常のトレードである「4時間足MAへの押しの中で1時間足安値切上げ」が「1時間足MAへの押しの中で15分足安値切上げ」というように、足を1つ落とした形で綺麗に対応しています。
さらに、今回は1番上の画像から分かるとおり、1時間足が伸びきってしまっており、ゆったりとついていく局面ではないため足を落としたと考えれば、画像は5分足ですが、通常時の15分足と全く同じトレードスタイルだということがわかります。
つまり、通常時のトレードをそのまま一つずつ時間軸を落としてトレードしているということです。
今回珍しい5分足のトレードをされてましたが、何も突拍子もないことではなく、いつもやっているトレードと考え方は全く同じであることがわかります。
いつものトレードを時間軸を一つずつ落として再現しただけのことなのです。
ただし、賢人さんの言うとおり、時間軸を変えるトレードは無理してやらなくてもいいと思います。
5分足は短期過ぎて環境認識や決済ラインの上げ方などを間違えると損大利小になりやすいためです。
まずは1時間足と15分足のトレードを極めることが先決です。
2019年の5分足トレード一覧
最後に2020年以降で5分足のトレードをされている動画はありませんので、2019年で5分足のトレードをされている動画を紹介します。
- 2019年3月2日トレードポイント解説
- 2019年4月27日トレードポイント解説
- 2019年5月18日トレードポイント解説
- 2019年6月1日トレードポイント解説
- 2019年6月8日トレードポイント解説
- 2019年6月22日トレードポイント解説
- 2019年6月29日トレードポイント解説
- 2019年8月10日トレードポイント解説
- 2019年8月17日トレードポイント解説
- 2019年8月31日トレードポイント解説
- 2019年9月7日トレードポイント解説
- 2019年9月14日トレードポイント解説
- 2019年9月21日トレードポイント解説
2019年の5分足トレードは全19トレードあり、その中で損失はたったの2トレードのみです。
勝率にして89.5%、約9割のトレードで利益を出しています。
もちろんその中には微益で終わったトレードもありますが、不確実性の中でここまで負けていないのは驚愕の一言です。
優位性のある局面でのみトレードすることの大切さが身に沁みるにゃ~